唐澤の母が亡くなったのは2015年5月でした。
母と言っても、実母ではなく薬局の跡取りに私をスカウトした養母のこと。
薬局を引退してからしばらく東京に住んでいたのですが、その当時も母は時々カレーやら様々な料理を宅配便で送ってきてくれました。
どういう経緯だったか忘れましたが、母のレシピをウェブサイトに残してはどうかという話になり、母はデジタルカメラの使い方を覚えて、料理をしては写真を撮って、パソコンで記事を書いて写真を添付してメールで送ってくるようになりました。(なかなかすごい昭和9年生まれだった)
ただのレシピサイトでは面白くないので、「あんたのとこの嫁に鬼姑が料理を教える設定で書くから、うまいこと編集してくれ」とのご要望。2011年頃の話です。
そうして始まったのが「おっとり美人嫁をビシビシ鍛える鬼姑レシピ」という、からさわ薬局のホームページの謎コーナーです。
ページデザインやレイアウトは私が作りましたが、記事は母が送ってきたままです。改行がない、句読点がわからないなどの部分的な修正のみでほぼ原文の雰囲気のままで作りました。
「#1ロールキャベツ」から、「#35鮪のタルタル」まで、懐かしい母の得意料理が並びます。
母は亡くなる前に札幌に戻り、私の家の近所に住み、病気がわかって入院中も外出許可をもらってはお肉を買ってきて私の家で焼いたり、ちらし寿司を作ったり、本当に亡くなる少し前まで私の家族に料理を振る舞ってくれました。
とにかく人に食べさせることが好きでした。
私もご飯が美味しいから跡取りになったようなところがあります。
今回のホームページリニューアルの際、鬼姑レシピをどうしようかと思っていましたが、制作を担当してくれたジャクスタポジションさんが、そっくりそのまま残してくださいました。
本当にありがとうございました。
ということで、鬼姑レシピアーカイブはこちらからご覧いただけます。