20代の女性。
月経不順があり、多嚢胞性卵巣との診断があります。それまで婦人科で月経不順の治療を受けてきましたが、結婚をきっかけに不妊治療専門クリニックの受診から妊活を始め、学生時代に私の講義を受けたことがあったため漢方も取り入れたいとご相談にいらっしゃいました。
多嚢胞性卵巣の診断があるため、漢方的にはこれまでの治療経験から有力な方針があることをお話しし、現在の状態を調べてその方針の中から適応する漢方薬2種類の組み合わせを基本としました。また、中枢での性ホルモンの調整に対する部分にわずかな補助をして漢方治療を開始しました。
お仕事もされており、なかなか漢方薬を予定通りに飲みこなすことができないようでしたが、幸いにしてまだ若いこともあり、飲める範囲で頑張りましょうと服用時間にあまりこだわらずに飲めるときに飲むようにしてコツコツと漢方治療を続けました。
基本方針は一貫してほぼ同じまま、都度漢方薬のバランスを微調整して、1年経たないところで妊娠されました。
妊娠が確認されたところから安胎薬に切り替えました。
講義をきっかけにご相談に来られたのは嬉しかったです。
漢方は出会いでもありますね。