シンスプリントとは脛のあたりに痛みを起こすスポーツ障害で、脛骨過労性骨膜炎とも呼ばれます。マラソンランナーに多い症状のひとつで、特に急にトレーニングをした場合などに起こりやすいと言われます。
ランナーのお客様からシンスプリントの症状、右の脛(すね)の痛みでご相談を受けました。
痛みのある下肢の部分の状態を調べ、経別脈診で治療臓腑の判断をしてみると、特徴的な臓腑に対応していることがわかり、ここで基本となる漢方薬を思いつきました。
様々な痛みに応用されるやや複雑な漢方処方ですが、血流も水の循環も改善する働きがあります。この漢方薬を基本として、鎮痛消炎の補助も検討してご提案しました。
私もこのときが初めてシンスプリントをみたので、まず短期間で経過をみることにしましたが、2週間後には思った以上に順調に症状の改善がみられました。
1ヶ月半ほどの漢方治療で症状がほぼなくなり、シンスプリントも漢方治療が出来ることがわかりました。
それ以後、同様の症状で何人かのお客様の治療を行いましたが、基本となる漢方薬はどの方も同じものでした。
その他、膝の痛みや股関節の痛みなどのランナーのご症状を漢方で治療した経験があります。
症状のあるうちはまず安静が第一です。症状が改善してからも急激に負荷をかけることなく、かなり良くなるまで焦らずに経過をみることが大事だと思います。