30代の女性。
2年前から下着が擦れるあたりやアゴの周りが赤くなって痒みが出るようになったとのこと。
それに加えて、数ヶ月前から目の周りも赤くなることが何度かあり、使っていた化粧品や洗顔料をやめてみるなどの対応をしているとのことでした。
蕁麻疹様の症状と接触性皮膚炎様の症状と両方があるように思いました。
皮膚科での抗アレルギー薬をしばらく服用していましたが、漢方薬で体質改善ができないかと札幌中心部の大手漢方薬局で相談して漢方薬を購入してみたとのことでした。しかし、残念ながら改善がみられないことと高すぎるとのことで、からさわ薬局を探していらっしゃいました。
ご相談に来られた時点では症状は出ていないようでしたので、お話をお伺いしていくつかの候補を考え、皮膚アレルギーに反応しやすいツボから得られる状態を解析し、蕁麻疹の中和解毒に用いる漢方薬を選び、漢方治療を始めてみました。
2ヶ月ほどは目立った症状も出なく、順調に思えたのですが、3ヶ月ほどしたところで腰回りの下着の擦れるあたりにまた発赤がハッキリ出ることが何度かあったとのことでした。
また、目の周りにも久しぶりに発赤が出たとのことで、症状が出たときの写真を見せてもらうと、その発赤の状態と色から、ある生薬を使うべき皮膚症状の色であるとピンと来ました。
その生薬を含む漢方薬を想定し、あらためて症状が出ていた部分から調べ直してみると「これだ!」と思える漢方処方を見つけることができ、方針を変更しました。
シンプルな漢方薬でしたが、方針を変えてから全く症状がなくなり、改善傾向も順調とみられました。
5ヶ月ほどで、以前に使っていた化粧品にも反応せず、下着の擦れる部分にも症状がまったく出ないことを確認して漢方治療を終了しました。
蕁麻疹の漢方治療で難しいのは、選択肢が多いことと、ご相談時に症状が出ていなので患部の状態がわかりにくことがあります。
症状がハッキリ出ているときに患部の写真を撮っていただいたことで、それが大きなヒントになって短期間での改善に結びつきました。
蕁麻疹のご相談の場合は、症状の出ているときに写真を撮って見せていただけると助かります。