40代の女性。
4年前に症状が出た。掌蹠膿庖症性関節炎の診断が出たのはそれからしばらく経ってから、整形外科を受診して、その後に大学病院を受診してからのことだったそうです。
痛む場所は胸鎖関節あたりで鎖骨のあたりに痛みが広がっているようです。
痛みは周期的で、痛みが出ると病院から出ている鎮痛剤を服用していらっしゃいました。
胸鎖関節周囲の痛みのある部分の状態をいろいろと検討してみて、掌蹠膿庖症の体質改善に用いる解毒の漢方薬を基本に選び、鎮痛の補助を考えて漢方薬を組みました。
大きな痛みが出にくくなるものの、月に数日は痛み止めを服用するような状態がしばらく続きました。
漢方薬を都度調整しながら半年ほど経過して、徐々に掌蹠膿庖症によく用いる漢方薬に絞り込んでいくと、痛みを感じる日数がかなり減ってくるのがわかりました。
それから月に1回痛み止めを飲むか飲まないかくらいにまで痛みの頻度が減少し、1年目くらいで痛み止めを使わない状態が続くようになりました。
皮膚症状はまだわずかに見られるものの、当初の目標であった掌蹠膿庖症性関節炎の症状が消失したため、漢方治療を一旦終了としました。
掌蹠膿庖症性関節炎も漢方治療でかなり改善できることが良くわかった事例でした。
当初は少し複雑な漢方薬を選んで変化に対応していきましたが、最終的には掌蹠膿庖症に対してからさわ薬局でよく用いる漢方薬で痛みが消失していきました。
今後も数多く掌蹠膿庖症性関節炎の事例を検討していけば、どういった治療順序がより改善が早いのかわかるのではと思っています。