40代の女性。数年前から顔の両頬と額に赤味と発疹が出るようになった。
皮膚科を受診して、酒さ性ざ瘡との診断で、外用薬と内服薬で治療を受けられていましたが、改善がみられないため、ご相談に来られました。
当時はコロナ禍であったのでマスクをされていましたが、マスクを取ると両頬が真っ赤でブツブツとしていました。
黄帝内経の望診では、頬の発赤の左右について書かれており、これを参考に実際に糸練功で患部の状態をチェックしていくと、古典に書かれている通りの治療臓腑の判断で良いと思われました。
候補になる漢方薬をいくつか考えて、適方の検討をしてみると、強い血熱を取る漢方薬がやはり最も反応が良いと判断し、基本の漢方一種類と治療臓腑と寒熱に合う補助剤少量の組み合わせで治療を開始しました。
初回は短期間でしたが、わずかな期間の漢方薬の服用でも発赤が軽減しているのがひと目でわかり、効果があることがわかりました。
その後も、毎回細かく調べ、基本の漢方薬は変えずに、補助剤のパターンを調べながら漢方薬を続けてもらいました。
3ヶ月くらいすると、明らかに誰の目にも改善がわかる状態になりましたが、しっかり治したいのでコツコツと毎回検討を重ねて漢方を継続していただきました。
途中から食養生も積極的に頑張ってもらって、1年後にはほとんど見た目にはわからない状態が維持されていました。
再発防止も念入りに行いました。最終的には半量ほどの漢方薬で様子をみて、再発する兆しがないことから、2年弱で終了しました。
初回の漢方薬がしっかり合っていたことで自信をもって続けていただけたのも良かったと思います。
- 症状や体質には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。