脂漏性皮膚炎の漢方治療について
脂漏性皮膚炎について、原因や解説は専門的なサイトをみて皆さんご存知かと思います。
ここでは、実際に患者さんの患部の状態を調べて漢方治療を行った経験から、よく見られる状態を漢方の視点から解説しています。
- 脂漏性皮膚炎に多い漢方的な病態
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- 「血熱(けつねつ)」の状態→充血
- 「血虚(けっきょ)」の状態→乾燥
- 皮膚の過敏とみられる状態
- 皮膚の常在菌のアンバランス
漢方的な目でみると上記のような状態が絡み合って脂漏性皮膚炎の病態になっている事例を多くみています。
血熱の部分は、皮膚が炎症を起こして充血している状態そのものです。
血虚の部分が問題で、皮膚表面の血流量の不足(血虚の状態)によって、皮膚を修復する材料が不足して皮膚の乾燥が起こりやすくなり、皮膚のバリア機能が低下してきます。
こういった皮膚の修復力を含めた環境を改善していかないと、なかなか改善しにくいのではないかと考えています。
ベースとなる漢方薬の多くは充血・炎症を抑えるものと、血流を安定させて皮膚の乾燥状態を改善するもの、これらの組み合わせが中心になります。
また、生薬の中にも皮膚に潜むカビ(真菌症)に対して働くものがあり、これらを適切に検討して治療の補助として考えていくことも大切です。
そして、皮膚の過敏さと思われる部分が見られることがあり、これも抑えると改善が早いようです。
その上で、それぞれの状態にあわせて適切な漢方薬を検討し、全体のバランスを整える治療をしています。
また、実際に漢方治療をしていて、短期間に改善がみられて漢方をやめてしまうと再発しやすいことがあります。かゆみや皮膚の充血が改善しても、皮膚の状態が整うまで少し時間がかかるものです。そこは少し根気をもって取り組んでほしいと思います。
脂漏性皮膚炎の治療で気をつけること
基本的には皮膚科でお話をされた事項を守っていただくのが大事だと思います。
シンプルなところでは、甘いものを控えること、脂肪の多いものを控えた食生活を心がけることです。
女性の脂漏性皮膚炎で、お話を聞くと食生活には特に問題がない場合もあります。
この場合は、もともと皮膚が乾燥性で皮膚のバリア機能に問題があったことがきっかけと考えられますので、皮膚に刺激をあたえる紫外線対策などのほうが重要になってきます。
皮膚のトラブルに強い漢方薬局
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