薬剤師・唐澤のご紹介
唐澤 豪貴 (からさわ ひでたか)
薬剤師
北海道大学薬学部非常勤講師・臨床教授
薬学部に通っていた頃から、漢方に興味を持ち、個人的に勉強を始めました。アルバイトをして最初に買った専門書は「漢方診療医典」という本です。
その目次を開くと、「マラリア、肺結核、心内膜炎、・・・」と、様々な病名とその漢方治療に用いられる漢方処方が書かれていて「漢方って思ったよりすごいものではないか?」と思いました。
様々な病気に対して先人たちが漢方薬での治療経験を残していることにワクワクしたものです。
薬剤師になり、さらに漢方の勉強を続け、毎週末のように業界の勉強会に参加しました。
少しずつ薬局でお客様のご相談も受けるようになり、学んだ知識を試していきました。
上手くいくものもあれば、さっぱりわからないものもありました。
なかなか漢方は難しく、ちょっとわかるようになってもまた壁にぶつかる、そんな繰り返しでした。
そうやって悩んでいた26歳の冬、ある勉強会の講師にいらっしゃった鹿児島の先生のお話を聞く機会がありました。今までたくさんの先生のお話を伺ってきましたが、この先生は私が疑問に思っていた様々なことの答えをもっていました。
この人に習いたいと思い、図々しくその後もやり取りをさせていただきました。
そして、翌年からその先生に習うため、鹿児島に定期的に通って勉強をするようになりました。業界で私を可愛がってくれた兵庫県の先輩と一緒に、鹿児島の先生の薬局に毎月のようにお邪魔しました。
先生からは伝統的な日本漢方について、本を読んでもわからないことをたくさん教えていただきました。同時に、医療気功の糸練功も教えてくださいました。
そうして自分の薬局で実践し、少しずつ得意分野が出来てきました。
しかし、平坦な道ではありませんでした。やればやるほど疑問が出てくるのです。臨床はすべて応用問題なのだと、あらためて気がついたのでした。
なんとかくじけずに一歩一歩進んでいくと、だんだん難しいご病気の相談が増えてきました。あちこちに相談に行っても良くならない方、漢方の専門クリニックに行っても良くならない方、そういった方が次々とご相談に来られるようになってきました。
そして、今ではそれがあたりまえになりました。
ありふれた病気であっても、なかなか改善しない方がいます。難しい病気ばかりに目を向けるのではなく、日常的なものにもしっかり対応できるようになりたい。そうやって様々な漢方治療の可能性を研究して参りました。
「まだ、からさわ薬局があるから」
と、お客様に言われたことが何度もあります。
困っても、からさわ薬局がある。
そう言って希望をもって来てくださったお客様に少しでも喜んでいただけることを励みに続けております。
良くならないと、あきらめる前に、
もし宜しければ一度ご相談ください。
プロフィール
1972年 札幌生まれ。札幌旭丘高校、北海道薬科大学薬学部卒業後、市内の薬局で勤務をした後、27歳でからさわ薬局の2代目となりました。
平成21年度から北海道大学薬学部/非常勤講師・臨床教授として、薬学生に薬剤師と漢方の関わりについて講義を持つ機会をいただいております。
地元の薬剤師会では、札幌の休日当番薬局制度の改革、薬物乱用防止のイベントへの協力、札幌薬剤師会の会員向けウェブニュースの配信、札薬誌の編集長などを担当してきました。
札幌薬剤師会常務理事、北海道薬剤師会代議員、北海道科学大学評議員等を歴任。
漢方は万能でなし
西洋医学のすばらしき点
漢方医学の及ばぬ点
ままあれど
漢方の力も捨て難し
先生が言っていた言葉です。
西洋医学も漢方医学もどっちも大事。その中で漢方の力も捨てがたい。両方が活きる道です。
西洋医学でできることはそれで良いと思います。一方で、漢方医学だからこそできることがあります。
漢方の世界は一生勉強です。まだまだ日々研究を続けています。
縁のある方に、少しでもお力になれますように。
大学講義
- 北海道大学薬学部
- 医療概論にて「漢方薬と薬剤師の接点」非常勤講師・臨床教授(2009年前期〜現在)
- 北海道薬科大学薬学部
- 製剤学分野にて生薬製剤・漢方製剤について特別講義(2013年〜2019年)
学会発表
国際学会(広東省広州市)
国家中医薬管理局主催国際経方学会(広州中医薬大学附属第一病院)にて招待発表(2011年/Clinical application of Experienced Formula Renju-in)
その他国内発表(伝統漢方研究会)
- 「糖尿病性腎症における漢方治療の可能性」
- 「掌蹠膿疱症の漢方治療における適応薬方群」
- 「指掌の皮膚疾患における防風の働き」
- 「小児の尋常性疣贅に対する漢方治療例」
- 「糸練功における取穴についての研究」
- 「前立腺肥大による尿閉における漢方薬の有効例」
- 「人参当芍散の症例と方意の検討」
- 「ヘバーデン結節とみられる手指関節痛に対する漢薬の治療例」
- 「小児チックの漢方治療例」等
メディア出演
- 平成24年4月〜平成25年3月までFMノースウェーブ「チアラジ!」にて「教えて!Mr.かんぽー」のコーナーでレギュラー出演。10分ほどのコーナーで漢方のエッセンスを使って日々を元気に過ごすヒントをお話しました。
- エイジレス健康マガジン「スコブル」(札幌圏のフリーマガジン/季刊)Vol.4〜6にコラム「漢方のこころ」を連載しました。
- スコブルVol.6の特集記事で取材を受けました(手あれと漢方など)。
- O.tone Vol.55「色彩の、韓国料理。」(あるた出版)にて「薬食同源」についての取材を受けました。
- 北海道の楽しい100人(2016年2月18日)ファイナルにて登壇。
- J:COM 「札幌人図鑑」(第1104回 2016年4月7日)に出演。
- 「さくらクラブ北海道」法林浩之ショー@BitStar(2018年7月5日)にて「医療の片隅で漢方を叫ぶ」と題して講演。 ・・・